- 2017-11-15
- 防犯カメラの基本
目次
防犯カメラの設置で気を付けたいこと!設置場所における注意点
防犯カメラの導入を検討する上で考えておかなければならないのが、設置場所についてです。
設置場所や機種に合わせた設置方法があるのですが、それを知らないまま設置してしまうと十分な効果が発揮できないケースがあります。
また、設置場所によってはプライバシーや個人情報の関係からトラブルに発展してしまう可能性もあるため、配慮が必要とされる場合もあります。
そこで今回は、防犯カメラを設置する際に気を付けたい点について、設置場所別にご紹介したいと思います。
屋外・屋内における防犯カメラの設置はここに注意!
屋外と屋内では設置環境が違うため、それぞれに注意すべきポイントがあります。
では、どのようなところに注意すればよいのか見てみましょう、
屋外に防犯カメラを設置する場合の注意点
(1)防犯のためには防犯カメラは目立つことが大切
防犯カメラには「防犯対策をしている」ことをアピールし、侵入者を威嚇することで犯罪を未然に防ぐという目的があります。
威嚇効果を高めるには、屋外の目立つ場所に設置する必要があります。
せっかく設置した防犯カメラが、庭木や柱などに隠れてしまわないように気を付けましょう。
(2)防犯カメラの防水仕様のIP等級を確認
屋外用の防犯カメラは雨や雪などさまざまな気候に対応できるように、防水仕様になっています。
しかし、防水仕様と言ってもIP等級によって機器の耐性が違うので注意しなければなりません。
軒下やカーポートなど直接雨がかからない場所に設置できるタイプと、雨ざらしになる場所でも設置できるタイプがあるため、確認してから設置しましょう。
また、ケーブルの劣化を防ぐために、配管などを利用してカバーした方が長持ちします。
(3)防犯カメラにいたずらされないよう注意
防犯カメラは手を伸ばしても届かない場所に設置します。
すぐに届く場所ではいたずらされたり、侵入者に簡単にケーブルを切られてしまう可能性があるからです。
(4)赤外線防犯カメラの照射距離に注意
夜間の暗いところでも撮影できるカメラに、赤外線防犯カメラがあります。
赤外線防犯カメラは赤外線照射距離と角度によって、撮影できる範囲が決まってきます。
カメラから撮影したい場所までの距離と赤外線照射距離が合っていないと、撮影ができません。
照射距離より遠い場所の撮影をしたい場合は、赤外線投光器の設置が必要です。
屋内に防犯カメラを設置する場合
(1)防犯カメラは防水仕様ではないので注意
屋内用の防犯カメラはさまざまな天候に対応する必要がないので、防水仕様になっていないカメラが多いです。
水がかかる浴室や湿気が高い場所を避けて設置しましょう。
(2)防犯カメラはドーム型がおすすめ
屋内に設置する防犯カメラは、威圧感が少ないドーム型が適しています。
目立たせたくないのなら、配線を天井内部に埋め込み、その上から設置するとすっきりと見えます。
防犯カメラは設置場所に合わせた設置を!
一戸建ての防犯カメラの設置場所・注意点など
- 設置場所は玄関付近、窓、勝手口、敷地内通路、駐車場など。
- 近隣の家の中が見えてしまうような向きに、防犯カメラを設置しないように気を付けましょう。
- センサーライトや警報機能が付いた防犯カメラは、近所迷惑になることもあるので、設置場所に注意しなければなりません。
- 隣の家と隣接している場合は、防犯カメラを設置することやその目的について話しておくと、後々のトラブルを避けやすくなります。
マンションの防犯カメラの設置場所・注意点など
- 設置場所はエントランス、非常階段、エレベーター、駐車場、駐輪場など。
- 個人で玄関先などに防犯カメラを設置する場合は、管理組合などに話して了承を得てからにしましょう。
コンビニ・スーパーの防犯カメラの設置場所・注意点など
- 設置場所は出入り口、駐車場、レジ付近、レジから死角になりやすい場所、トイレ入り口付近、事務所。
- 店内の通路は死角ができないように両側にカメラを設置すると、万引き対策に有効です。
- 万引き、強盗、店員による不正を監視するためには、人物の顔やお札まで鮮明に映せるフルハイビジョンの防犯カメラが適しています。
オフィス・事務所の防犯カメラの設置場所・注意点など
- 設置場所は出入り口、裏口、通用口、窓、敷地通路、受付など。
- 事務所荒らしの侵入手口は窓破りと錠破りが多いので、窓とドアを重点的に監視できるように設置します。
- 社員の勤怠管理や情報漏洩などの不正防止のため、事務所内にカメラを設置する場合は威圧感のないドーム型カメラがおすすめ。
工場・倉庫の防犯カメラの設置場所・注意点など
- 設置場所はフェンス付近、敷地内で死角になる場所、屋外の資材置場、出入り口、通用口、窓など。
- 敷地が広い場合は防犯カメラだけではカバーしきれないので、人感センサーライトやフェンスセンサーなどと連動させると効果的です。
- 工場の出入り口や各部屋の入り口では、監視カメラと連動させた入退室管理システムにより、セキュリティを強化します。
- 監視カメラで製造ラインの工程を記録して安全管理を徹底するとともに、万が一事故が起こった場合は記録映像が役立ちます。
駐車場の防犯カメラの設置場所・注意点など
- 設置場所は出入り口、フェンス付近、駐車場全体。
- 出入り口は車全体が映る位置に1台、駐車料金を支払う運転手の様子が見える位置に1台設置します。
- ナンバープレートや犯人の顔が鮮明に映るハイビジョンカメラや、夜間でも撮影できる赤外線カメラを使用します。
プライバシーの保護に留意して防犯カメラを設置することが重要!
防犯カメラで撮影された映像や音声は、個人が識別できることから個人情報として扱われます。
そのため、防犯カメラを設置する際にはそのことを認識した上で、その取扱いに十分に注意する必要があります。
1.防犯カメラの撮影範囲は必要最低限に
防犯を目的として、不必要な映像が撮影されないように最小限の範囲で使用するように心がけなければなりません。
近隣の住宅や敷地のプライベート空間が映らないよう、角度や向きを調節する必要があります。
2.防犯カメラを設置していることの表示
防犯カメラが作動中であることをわかりやすく表示し、被撮影者に撮影されていることを知らせます。
この表示は犯罪者に対する抑止効果にもつながります。
3.管理責任者の指定と防犯カメラの映像の適正な管理
防犯カメラの適正な運用・管理のために管理責任者を指定します。
録画された映像及び画像は、情報漏洩がないよう責任をもって管理をします。
防犯対策としては非常に効果的な防犯カメラですが、設置にあたって気を付けなければならない点がいくつかあります。
設置場所に応じて防犯カメラの機種や設置方法を変えることで、より効果的な防犯が実現します。
防犯カメラで撮影された映像は個人情報にあたることから、設置の際には被撮影者に配慮し、映像の取扱いには細心の注意を払いましょう。
防犯カメラと気づかれたくない!隠しカメラを設置する理由とは?
見ただけで防犯カメラとわかるものもあれば、パッと見ただけではカメラと気づかれないタイプのものもあります。
いわゆる「隠しカメラ」といわれるカメラです。
隠しカメラというと盗撮をイメージしてしまう方も多いですが、カメラと気づかれたくないのには理由があるのです。
では、防犯カメラと気づかれたくない場面とは、どのような時なのでしょうか?
今回は、隠しカメラの種類について、そして、隠しカメラを設置する理由についてご紹介しましょう。
盗撮ではない!防犯カメラと気づかれたくない場面とは?
防犯カメラを設置したいけれど、カメラの存在を気づかれたくないというケースもあります。
カメラとバレないように設置するというと「盗撮なのでは?」と思われるかもしれませんが、決して盗撮ではありません。
では、防犯カメラなのにカメラと気づかれたくないとは、どういうことなのでしょうか?
また、カメラと気づかれたくない場面とは、どのような場面なのでしょうか?
防犯カメラで撮影した映像は、犯罪が起きた時の動かぬ証拠となります。
隠して撮影することで、決定的な証拠を撮影することができるのです。
正当な理由で撮影するのですから、これは盗撮ではありません。
犯罪者というのは、防犯カメラがあるとわかれば、カメラの前で証拠を残しながら罪を犯すようなことはしません。
でも、カメラがあることに気づかなかったらどうでしょう。おそらく油断します。
つまり、証拠をつかみたいのであれば、カメラの存在を隠す方が、決定的瞬間を捉える可能性が高くなるのです。
何か事件が起きた時でも、証拠がなければ犯人を捕まえることは出来ません。
万が一犯人がわかっていたとしても、証拠がなければ検挙できないのです。
防犯カメラと気づかれたくない場面で最も多いのは、犯人を捕まえたい時です。
落書きや車にキズをつけるなどのいたずら、しつこい嫌がらせや迷惑行為、従業員が行った不正行為など、特定の人が行った行為に対して証拠を押さえたいという場面はたくさんあります。
そんな時、気づかれないようにカメラを設置し、証拠となる映像を録画するのです。
これも防犯用隠しカメラ?こんなにもある防犯用隠しカメラの種類
隠しカメラにはいろいろな形状があり、その種類の多さには驚きます。
一見すると日常生活でごく当たり前に目にするような物なのに、実は隠しカメラというものもあるのです。
ペン型の隠しカメラや時計型の隠しカメラは、ご存知の方も多いかもしれません。
しかし、それ以外にも様々な所にカメラが隠されています。
最近では日常的に使う人が多くなった携帯電話の充電器やUSBメモリ。
まさかここにも隠しカメラがついているとは…。
携帯充電器型の隠しカメラやUSBメモリ型の隠しカメラのすごい所は、本来の使い方もできるという点です。
つまり、実際に充電器としても使えるし、USBメモリとしても使える優れものの隠しカメラなのです。
他にも、キーホルダー型や電球型、フックや置物などの日用品に隠しカメラがついているものもあります。
さらには、見たままの映像を録画できる、メガネや双眼鏡にカメラが仕込まれているものもあるから驚きです。
また、夜間に撮影できるものや、車や自転車、バイクなどに設置できる隠しカメラもあります。
用途に合わせて、隠しカメラを選ぶことが可能なのです。
しかし、このような小型の隠しカメラでは、あまり長い時間の撮影はできません。
通常の防犯カメラのように長時間の録画や遠隔監視がしたい場合は、火災報知機や煙探知機の形などをしたカムフラージュカメラが良いかもしれません。
防犯用隠しカメラを設置する理由とは?
防犯カメラを設置する理由は様々です。
あえて防犯カメラだとわかるように設置し、「見られている」と意識させることで、犯罪防止やマナー意識の向上効果を狙うというのが一般的な使い方でしょう。
では、カメラだと気づかせないように隠しカメラを設置する場合は、どのような理由があるのでしょうか?
防犯カメラをあえて隠して設置するのは、犯罪や不正を行った犯人を見つけ出すため、または、その証拠を押さえるというのが主な理由です。
犯罪とまではいかなくても、いじめやいたずら、しつこい嫌がらせや子どもや高齢者の虐待などが発覚したときにも、隠しカメラの設置は有効です。
また、浮気調査やベビーシッターの様子を監視したい時などにも、隠しカメラを設置することがあります。
様々なトラブルで困っている時など、証拠がなければ訴えることもできません。
隠しカメラをセットして動かぬ証拠をつかめば、犯人の特定や問題解決に繋がることになります。
隠しカメラを設置する理由は、犯罪やトラブルを解決するために他ならないのです。
防犯カメラを設置する時には、カメラの存在をアピールする場合もありますが、逆にカメラと気づかれないように設置する場合もあります。
特に、犯罪や不正の証拠を撮影したい場合には、隠しカメラの設置が有効です。
しかし、違法な目的で隠しカメラを使用すれば、それは盗撮です。
優れた隠しカメラもたくさんありますが、隠しカメラを設置するのは、あくまで犯罪やトラブルを解決するためです。
犯罪のためには決して使わないようにしてほしいものです。
防犯カメラのメリット・デメリット!本物とダミーのどちらを選ぶ?
街の至る所に設置されるようになった防犯カメラ。
それだけ防犯カメラを設置するメリットがあるということなのでしょう。
しかし、実は本物だけでなくダミーのカメラも存在しています。
では、本物とダミーのどちらを選べば良いでしょうか?
防犯カメラを設置する際のメリットとデメリットも合わせて考えてみましょう。
防犯カメラを設置するメリット・デメリット
防犯カメラを設置する主な目的は「防犯」ですが、防犯目的だけに限らず、監視カメラとしても活用することも可能です。
では、防犯カメラを設置することによるメリットとデメリットを具体的にみてみましょう。
防犯カメラを設置するメリット
- 犯罪や不正の抑制効果がある
- 映像や画像を記録し、保存することができる
- 万が一犯罪が起こった時の証拠となる
- 監視カメラとして設置することで、その場にいなくても様子を確認することができる
- 地震や事故が起きた時の様子を記録し、後から確認することができる
防犯カメラを設置するデメリット
- 設置費用がかかる
- どうしても死角ができるため、必要に応じて複数台の設置が必要となる
- プライバシーの侵害となる可能性もある
- 画像や映像の永久保存はできない
- 見ればカメラとわかるため、犯罪などを行う前に壊される可能性がある
事件や事故が起きてしまった時、防犯カメラの映像は重要な証拠となります。
犯人の特定や事故原因を解明するために防犯カメラの映像を確認することは、もはや当たり前です。
また、公共施設や会社、工場や店舗など、多くの場所に監視カメラとしても設置されています。
そして最近では、個人の家の防犯対策として設置するケースも増えています。
防犯カメラの設置には多くのメリットがありますが、デメリットが存在しないわけではありません。
特にプライバシーの侵害にあたらないように、設置や使用に関して配慮が必要となることも忘れないようにしましょう。
ダミーの防犯カメラで大丈夫?バレないための設置方法とは?
防犯カメラにはどうしても死角が発生してしまいます。
その死角を解消するためには、設置台数を増やす以外に方法はありません。
特に大規模な施設に防犯カメラを設置する場合は、設置台数もかなりの数が必要となってしまいます。
そういう時に便利なのがダミーカメラです。
もちろん、実際に犯罪が起きた場合の証拠を記録するという意味では、全て本物の防犯カメラを設置するのが望ましいのはいうまでもありません。
しかし、台数が増えればそれだけ費用も高額になってしまいます。
費用をどうしても抑えたいという場合は、ダミーカメラを上手く活用するのも一つの方法です。
とはいえ、せっかく設置したカメラもダミーとバレてしまっては意味がありません。
あくまでも本物と見せることがとても重要です。
では、ダミーとバレないためには、どのように設置すればよいのでしょうか?
泥棒や空き巣などは、事前に下見をするといわれています。その際にチェックするのが防犯カメラです。
本物の防犯カメラなのか、それともダミーなのかを見分け、ターゲットとなる家を決めるというのです。
ダミーと見破られてしまった場合、その家はターゲットとなってしまう可能性があります。
そのため、ダミーカメラを設置する場合は、ダミーとバレないような工夫をする必要があるのです。
例えば、屋外ならハウジング型のカメラが一般的なのにむき出しのカメラを設置してしまう、などといったミスをしないように注意しましょう。
ダミーカメラは本物の防犯カメラに比べると価格が安いのが魅力です。
しかし、後になって「本物を設置しておけばよかった」という声も多くありますので、できれば本物の防犯カメラを設置することをおすすめします。
防犯カメラは本物とダミーのどちらを選ぶ?
防犯を目的として設置するのであれば、当然のことながら本物のカメラを設置する方が良いです。
しかし、どうしても設置コストを抑えたいのであれば、ダミーカメラを併用するという方法もあります。
ただし、設置するカメラの種類は慎重に選ぶようにしなければなりません。
一目見てダミーとわかってしまうような安価なカメラでは、設置する意味がないからです。
誰が見てもダミーとわかるようなカメラを設置することは、セキュリティーの甘さを世間に晒してしまうようなもの。
やむを得ずダミーカメラを設置する場合は、できるだけ本物に見えるようなタイプを選ぶようにしましょう。
また、設置する場所や設置方法も、本物の防犯カメラと同じようにする必要があります。
「とりあえずダミーカメラを設置しておけば、防犯になるだろう」というのは、素人の考えです。
何の知識もないままにダミーカメラを選び設置したところで、犯罪のプロにはすぐに見抜かれてしまいます。
また、専門の業者に設置をお願いした場合、本物の防犯カメラもダミーカメラも設置費用に大差はありません。
防犯目的で設置するなら、やはり本物のカメラを選ぶことを強くおすすめします。
防犯カメラの必要性は年々高まっています。
公共施設や企業だけでなく、最近では個人でも設置する人が増えています。
ダミーのカメラも多く出回っていますが、ダミーとバレないようなカメラを選ぶことが重要です。
防犯カメラを設置するメリットは多いですが、プライバシーに関する問題などデメリットもあるので注意が必要です。
防犯カメラを設置する際には、メリットやデメリットを良く理解した上で、できるだけ本物を設置するようにしましょう。
防犯カメラの設置費用は?費用対効果でみるダミーと本物の違いとは?
防犯カメラを設置する際に最も気になる費用。
カメラ本体の価格だけでなく、必要な機器や取付け工事の費用などを含めるとどれくらいかかるものなのでしょうか?
また、ダミーと本物では、設置費用に違いはあるのでしょうか?
防犯カメラの設置費用に関して、そして、費用対効果を考えた場合のダミーカメラと本物の防犯カメラの違いについてご紹介しましょう。
防犯カメラの設置費用はケース・バイ・ケース!まずは見積もりを!
防犯カメラを設置する際の費用は、いったいどれくらいかかるのでしょうか?
実際のところ、防犯カメラの設置費用はケース・バイ・ケースでかなり違ってきます。
どこにどのようなタイプのカメラを何台設置するか、画素数やモニター、録画機はどのようなものを選ぶかによって、費用もかなりの差が出てくるからです。
まずはどのような場所にどのような目的でカメラを設置したいのかを明確にし、見積もりを依頼して、必要な費用を把握しましょう。
設置する場所は屋外なのか屋内なのかで、設置するカメラのタイプが違います。
工場や学校、オフィスや店舗など、設置する場所の広さによって、必要なカメラの台数も違います。
また、どれくらいの画素数のカメラが必要になるのか、例えば「ズームすれば車のナンバーがハッキリと確認できるくらいの画素数が必要」など、具体的に考えてみると良いでしょう。
他にも、映像の保存期間はどれくらい必要か、夜間の撮影にも便利な赤外線機能付きのカメラの方が良いかなど、撮影状況によっても必要な機器は違ってくるのです。
また、一般家庭の場合は、マンションなのか一戸建てなのか、またはペット用なのかなどの違いによっても、費用は大きく変わってきます。
防犯カメラの設置費用は、カメラ本体の性能や台数、録画機器の性能の違いにより大きな差が出てくるのです。
そして、防犯カメラの設置費用は、カメラ本体と録画機器の費用だけではありません。
専門の業者に設置を依頼するため、取付け工事費用も発生します。
設置場所の壁や天井の材質により、取付け方法や配線なども変えなければなりません。
そのため、やはり現地を見て見積もりをしてもらわないと金額は算出できないので、まずは、専門業者に見積もりを依頼してみましょう。
防犯カメラのダミーと本物、設置費用の違いは?
防犯カメラを設置する場合、ダミーのカメラと本物のカメラでは、設置費用に違いがあるのでしょうか?
ダミーカメラを設置する理由は、費用を安く抑えたいからですよね。
確かに、カメラ本体の価格は、本物に比べるとダミーカメラの方が安いのは事実です。
しかし、安いだけですぐにダミーと分かってしまうようなカメラを設置しても、防犯の役割は果たせません。
費用を安く抑えたいためにダミーカメラを設置する場合は、多少値段は高くても、本物に見えるようなカメラを選ぶことが大切です。
また、ダミーカメラだからといって、防犯の知識のない人が適当に取付けてしまうと、すぐにダミーだと見抜かれてしまいます。
防犯カメラを複数台設置する際でも、メインはあくまで本物のカメラ。ダミーは補助的に設置する程度が望ましいでしょう。
そして、取付け工事の費用は、本物でもダミーでもそれほど差はありません。
設置費用の違いは、カメラ本体価格の差と台数の差、録画機器の価格の差ということになります。
ダミーと本物、費用対効果が高いのはどっち?
では、費用対効果を考えた場合、ダミーと本物ではどちらが高いのでしょうか?
まず、ダミーカメラのみを設置した場合の費用対効果を考えてみましょう。
防犯のためにダミーカメラを設置することは、実は逆効果である場合がほとんどです。
確かに、本物のカメラよりもダミーカメラのほうが値段は安いでしょう。
しかし、明らかにダミーとわかるカメラを設置することは、犯罪者たちに「ここは大丈夫」と言っているようなもの。
防犯どころかリスクを高めてしまうことになるので注意が必要です。
次に、本物の防犯カメラ複数台に加え、補助的にダミーカメラを数台設置する場合の費用対効果を考えてみましょう。
ダミーカメラは、すぐにダミーとバレるようなものではなく、本物に近いカメラを選ぶことも重要です。
カメラや録画機器の性能により価格の差があるため、設置費用にも差が生じますが、本物の防犯カメラも設置しているため、防犯対策としての役割はある程度果たせます。
全て本物防犯カメラを設置するよりも設置費用を安く抑えることは可能なので、費用対効果も高いといえるでしょう。
しかし、万が一犯罪や事故が起きた時の証拠となる映像は、本物のカメラが録画したものだけになってしまうという弱点があります。
最後に、全て本物の防犯カメラを設置した場合の費用対効果を考えてみましょう。
本物の防犯カメラを設置することによる犯罪の抑制効果は、色々な所ですでに実証済みです。
費用はかかりますが、それに見合う防犯効果は十分に期待できると言えるでしょう。
また、万が一犯罪や事故が起こった場合の証拠を確保できるのは、本物だけにしかできない強みです。
やはり全て本物の防犯カメラを設置するのが、費用対効果が最も高いと言えるでしょう。
防犯カメラの設置費用はケース・バイ・ケースで変わりますが、やはり本物のカメラを設置することが、最も防犯対策として効果があります。
費用対効果を考えた場合でも、本物のカメラを設置する場合が最も優れています。
防犯としての効果がなければ、防犯対策としてカメラを設置する意味がありません。
補助的にダミーカメラを設置するのも良いですが、カメラや録画機器の性能を多少落としてでも、全て本物のカメラを設置するのが最も効果的なようです。
価格の差は何の差?防犯カメラ・監視カメラは価格だけで選ぶな!
防犯カメラ・監視カメラにもいろいろな種類があり、その価格にも大きな差があります。
では、その価格の差は、いったい何の差なのでしょうか?
今回は、防犯カメラ・監視カメラの価格の差について、そして、カメラを選ぶ際の注意点についてご紹介しましょう。
防犯カメラ・監視カメラの価格の差は性能の差
防犯カメラや監視カメラにはいろいろな種類があり、価格もそれぞれ違います。
設置場所や設置目的により、適切なタイプを選んで設置することが望ましいでしょう。
屋外に設置するなら雨風に強いボックス型のカメラ、室内に設置するならカメラのレンズが外からは見えにくくなっているドーム型カメラが適しているなど、設置場所により最適なカメラのタイプも違います。
また、遠隔操作やたくさんの監視カメラを一括管理したい場合は、インターネット回線を利用するネットワークカメラが便利です。
しかし、同じ種類のカメラであっても、価格に差があります。
その価格の差は、主に性能の差だと思えば間違いありません。
撮影する映像が高画質であればあるほど、防犯カメラや監視カメラの価格は高くなります。
逆に、画素数が低く画質が荒いカメラなら、価格は安くなります。
また、防犯カメラや監視カメラと一緒に必要となる録画機器も、性能の差によって価格が変わります。
録画時間が短いタイプだと価格は安く、長時間録画できるタイプだとその分価格も高くなります。
そして、録画した映像の保存期間も価格に影響します。
1週間しか保存できないものよりも、1ヶ月保存できるもののほうが価格が高いのは当然と言えるでしょう。
家庭用か法人向けかで防犯カメラの価格は桁違い!?
防犯カメラや監視カメラといえば、以前は金融期間やコンビニなど限られた場所にしか設置されていませんでした。
しかし、今では至る所に設置されるようになり、集合住宅はもちろんのこと、一般家庭で防犯カメラを設置することも珍しくありません。
とはいえ、家庭用として設置するカメラと、法人向けに設置するカメラでは、価格も桁違いです。
この差はいったい何なのでしょうか?
まず、家庭用と法人向けでは、設置する目的が違います。
家庭用のカメラの場合は、空き巣のなどの侵入を防ぐための防犯対策として設置する場合がほとんどです。
また、いたずらや嫌がらせなどの証拠映像を映すため、一時的に取り付けたいというケースも増えているといいます。
そのため、設置台数も数台あれば十分で、長期間に渡って映像を保存しておく必要もありません。
家庭用の防犯カメラが比較的リーズナブルなのは、耐久性や高性能が求められていないからなのです。
一方、法人向けの場合は、企業として設置するため、セキュリティシステムの構築が求められます。
そのため、防犯システムや監視システムの導入の一環として、防犯カメラや監視カメラを設置することになります。
当然のことながら長期間設置し続けることになるので、耐久性が求められます。
また、録画の長期保存や、細かい部分もしっかりと確認できる高画質のカメラが必要となるため、家庭用に比べると価格も跳ね上がってしまうのです。
防犯カメラ・監視カメラは価格だけで選ぶな!
防犯カメラや監視カメラを選ぶ際、最も気になるのが価格だと思います。
しかし、単純に価格が安いからという理由だけで選ぶことはおすすめできません。
なぜなら、価格の差は性能の差だからです。
まずは、防犯カメラや監視カメラを設置する目的を明確にしておきましょう。
例えば、車の盗難防止や車上荒らしを防ぐために駐車場に防犯カメラを設置する場合で考えてみましょう。
駐車場の防犯対策として設置する場合、どれくらいの性能が必要なのでしょうか?
死角を作らず全体をくまなく撮影するためには、広さに応じた台数のカメラが必要です。
また、万が一犯罪が起きてしまった場合には、犯人の姿や車の車種、ナンバーなどを確認する必要があります。
証拠となる録画映像を確認してみたら、何が写っているかわからなかった。これでは意味がありません。
設置する目的に合わせて、必要なことが確認できるだけの性能を備えたカメラが求められるのです。
また、夜間の撮影も必要であれば、赤外線機能を備えているカメラにする必要があります。
屋外に設置する場合は、防水で耐久性のあるタイプを設置しなければなりません。
防犯カメラや監視カメラを選ぶ際には、価格だけにとらわれるのではなく、しっかりと必要な機能がついているかを確認することが何よりも大切なのです。
防犯カメラや監視カメラの価格の差は、性能の差です。
高性能であればあるほど、価格は高くなります。
また、家庭用か法人向けかで、値段は桁違いになります。
それは、家庭用と法人向けでは設置する目的も必要とする性能も違うからです。
防犯カメラや監視カメラを選ぶ際には、価格だけで選ぶのではなく、設置する目的を明らかにし、必要な機能がついているカメラを選ぶことが重要です。